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話すことで、見えてくる情景がある。 ― 僕が相談業務をする理由 ―
人は、誰かに話をすることで、見えてくるものがある。
僕は、そう思っている。
頭の中にある情報や、心の中にある気持ち。それらは必ずしも整理されているわけではない。
不安もあれば、迷いもある。何をどうしたらいいのか、分からなくなってしまうこともある。
だから、僕は相談業務をしている。
僕が相談を受けるとき、まず大切にしていることがある。
それは、その人自身が、今の状況をどこまで理解しているのかを知ること。
何が問題なのか、何に困っているのか。
すでに分かっている人もいれば、自分が何に困っているのかさえ、整理できていない人もいる。
だから、質問をする。
そして、じっくりと話を聴く。
答えを急いで伝えるのではなく、相手が自分自身で気づけるように、対話を重ねていく。
すると、ある瞬間が訪れる。
「あっ、わかった!」
お客様が、そう口にする瞬間だ。

それまでバラバラだった情報や気持ちが、ひとつにつながったのかもしれない。
今まで見えていなかった情景が、少しずつ見えてきたのかもしれない。
そして、その先には二つの道がある。
「よし、自分でやってみるよ」
そう言って、自分の力で一歩を踏み出す人。
「それなら、お願いしたい」
そう言って、僕たちに仕事を任せてくださる人。
僕は、どちらもうれしい。
仕事を依頼していただけることは、もちろんありがたい。
でも、自分でできるようになったのなら、それも素晴らしいことだと思う。
相談業務の目的は、必ずしも仕事を受注することではない。
お客様が、自分の状況を理解し、納得して次の行動を選べるようになること。
その過程に寄り添うこと。
必要な情報を伝え、ときには専門家につなぎ、必要であれば僕たち自身が力になる。
それが、僕の考える相談業務だ。
僕が営むウィズイングプラスには、「心に寄り添う かたづけ」という理念がある。
片づけるのは、家財道具だけではない。
家や暮らしの問題を整理する前に、気持ちや考えを整理することが必要な場合もある。
人生には、誰かと話すことで初めて見えてくる道がある。
だから、僕はこれからも質問をし、じっくりと話を聴いていきたい。
そして、お客様から「あっ、わかった!」という言葉が生まれたとき、その喜びを一緒に感じられる人間でありたい。
話すことで、見えてくる情景がある。
その情景の先に、新しい一歩がある。
それが、僕が相談業務を続ける理由だ。




