記事

2026.10.08
お知らせ
NEW

話すことで、見えてくる情景がある。 ― 僕が相談業務をする理由 ―

人は、誰かに話をすることで、見えてくるものがある。 僕は、そう思っている。 頭の中にある情報や、心の中にある気持ち。それらは必ずしも整理されているわけではない。 不安もあれば、迷いもある。何をどうしたらいいのか、分からなくなってしまうこともある。 だから、僕は相談業務をしている。 僕が相談を受けるとき、まず大切にしていることがある。 それは、その人自身が、今の状況をどこまで理解しているのかを知ること。 何が問題なのか、何に困っているのか。 すでに分かっている人もいれば、自分が何に困っているのかさえ、整理できていない人もいる。 だから、質問をする。 そして、じっくりと話を聴く。 答えを急いで伝えるのではなく、相手が自分自身で気づけるように、対話を重ねていく。 すると、ある瞬間が訪れる。 「あっ、わかった!」 お客様が、そう口にする瞬間だ。
それまでバラバラだった情報や気持ちが、ひとつにつながったのかもしれない。 今まで見えていなかった情景が、少しずつ見えてきたのかもしれない。 そして、その先には二つの道がある。 「よし、自分でやってみるよ」 そう言って、自分の力で一歩を踏み出す人。 「それなら、お願いしたい」 そう言って、僕たちに仕事を任せてくださる人。 僕は、どちらもうれしい。 仕事を依頼していただけることは、もちろんありがたい。 でも、自分でできるようになったのなら、それも素晴らしいことだと思う。 相談業務の目的は、必ずしも仕事を受注することではない。 お客様が、自分の状況を理解し、納得して次の行動を選べるようになること。 その過程に寄り添うこと。 必要な情報を伝え、ときには専門家につなぎ、必要であれば僕たち自身が力になる。 それが、僕の考える相談業務だ。 僕が営むウィズイングプラスには、「心に寄り添う かたづけ」という理念がある。 片づけるのは、家財道具だけではない。 家や暮らしの問題を整理する前に、気持ちや考えを整理することが必要な場合もある。 人生には、誰かと話すことで初めて見えてくる道がある。 だから、僕はこれからも質問をし、じっくりと話を聴いていきたい。 そして、お客様から「あっ、わかった!」という言葉が生まれたとき、その喜びを一緒に感じられる人間でありたい。 話すことで、見えてくる情景がある。 その情景の先に、新しい一歩がある。 それが、僕が相談業務を続ける理由だ。

シェアする

  • facebook